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2014年2月10日 (月)

「沼津の残像と今、そして未来」

「沼津の残像と今、そして未来」

生まれも育ちも仕事も沼津。

小さい頃の沼津といえば活気があった。

年末年始は、シャッターを空けていれば

お客さんは入って来たと祖母は言う。

沼津は静岡県東部の商圏を独占していた。

西武百貨店、丸井、富士急。活気で満ち溢れていた。

学生の頃は街に行く事がステイタス。ボールビルでスケート。

宝塚でボーリング。東映で映画。ニチイ地下でクレープ。

ランチは一丁目やカーネギー。

丸井でDCブランドに憧れ、富士急の味の散歩道は画期的。

西武百貨店は敷居が高く、親についていくので、精一杯。

沼津駅周辺は確かに輝いていた。

時代の流れは残酷である。郊外店の進出。

サントムーン、アピタ、カインズ、御殿場アウトレット。

コンビニやファミレス、ナショナルブランドが続々と出店。

同時に沼津の象徴であった丸井や西武百貨店の撤退。

高架事業も進まず、数年後にはららぽーとが沼津郊外に。

近年、沼津駅前は明るい話題がない。

だからと言って、沼津が何もしてないわけではない。

なんとかしなければならないと危機感を持って、

沼津の賑わいを取り戻そうと頑張っている個人や法人、団体。

私が携わっいる沼津自慢フェスタもそのひとつである。

何も汗をかかずに、外野から文句ばかり言っていても何も始まらない。

小さな事からでも、自分が培った仲間やノウハウで、

街に貢献できないだろうかと。

なんとかしようと有志の方々が連日弊社にやって来る。

西武本館新館それぞれの跡地の活用、アーケード再開発、高架事業。

夢のようなプランもあれば、現実的なもの。

今すぐ取り掛かる案件やここではまだ言えない計画も。

いずれにせよ、「沼津は何もしてない」わけではない。

まだまだ希望を感じる。ただ、それぞれが点で動いている。

点が集まれば線になり、やがて面になる。

開発のような大箱だけに頼るのではなく、小さくても、

個人でも街を盛り上げる事はできるはずである。

明日、駿河湾環状道路が開通する。

私の仕事にとってはとても便利な道路で、個人的には嬉しい。

しかし心配な事に、沼津に降りることなく伊豆方面にそのままワープしてしまう。

便利になればなるほど、その裏では問題点や課題点が浮上する。

だからこそ、我々はもう一度原点に戻り、

まずは大きなビジョンばかりを考えるのではなく、

個人個人が自分の仕事に誇りを持って未来に進んで行けば、

必ず昔の輝きを取り戻す事ができるはず。沼津愛と共に。

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